最低!と言われた男の冒険記 欧州編 2/2
![]() イビサ~バレアリック・フィーリング |
最初にジャケットを見て吸い寄せられるようにトラックリストを見た....懐かしい!
そして正直驚いた、曲のイメージがまさにジャケットにピッタリ当てはまる。 つなぎの良さもさることながら捨て曲が無く、知らぬ間に聞き終わってしまった! よくホームリスニング、カー向け...などと分けられるが、いい曲というのは場所を選ばないんじゃないかと思った。 確かにグラブの雰囲気とホームは違いはあるが、曲のイメージというのは皆一致するものではないと思う。 Out Of The Blue のPVを見た時に「何で?」 と正直思った(笑) 自分は運転している時、よく空を見上げては曲と景色とがピッタリハマるようにイメージを自分の中では勝手に作り上げてしまっている。町中だろうが関係ない。 事故りそうになる事もしばしば.... 大勢で踊りながら聴くのもいい、一人で自由に聴くのもいい。 トランスに限らずほぼインストが多いエレクトロミュージックだからこそだと思う。 聴いた後にはCDに詰められた当時のクオリティの素晴らしさに改めてため息が出るのではないかとおもいます。 |
![]() virtual trip IBIZA 地中海の楽園[イビサ島] [DVD] |
イビサといえば、いろいろなダンス・クラブ、DJカフェなどで、有名になったが、やはり、歴史のあるヨーロッパの地中海に浮かぶ島ということで、歴史を感じさせる旧市街や独特の白い教会、白い家並み、など、ヨーロッパリゾート好きにはたまらないシーンがたっぷり。とにかく、映像がキレイで、ヨーロッパのリゾーター達も絵になっている。また、このシリーズならではのゆったりしたシーン構成で、その雰囲気に浸れるような《トリップ感覚》がいい。とくに、旧市街で出会ったジプシー達のパーティなどはドキュメンタリー的な臨場感抜群。地図から各場所の映像にとべるマップメニュー機能なども楽しい。 |
![]() GO!IBIZA楽園ガイド (光文社ブックス 87) |
GO!IBIZA楽園ガイド (光文社ブックス 87)
IBIZAには1度行ったことがあるのですが、また行きたいと思っていたのと、高城さんのブログをよく読んでいて高城さんがかなりIBIZAマスターっぽい感じだったのでガイドブックを出すと知ってすぐに購入しました。 表紙に『高城剛責任編集!』と謳う割には高城さんらしさというのが感じられなかったのが正直な感想です。 ただ、日本でIBIZAのホテル探しをしようと思うとネットで海外サイトを回らないといけないので、けっこうホテル情報があるのは『日本初』というだけの価値はあると思います。 高城さんの書籍、という目線では不満ですがビギナー向けのIBIZAガイド、という目線ではまぁまぁの内容だと思います。 定価があと500円安ければ絶対買い!です。 |
![]() イビサ (講談社文庫) |
「あとがき」で著者が書くようにまったくもってじつに“破滅的なストーリー”でした。主人公はある声に導かれるように破滅へと向かっていく。一読者として、つまり傍観者としてこれを読むとき、それは単に他人の破滅への道程でしかなくて、彼女はただただ自らの意志で自滅してくだけのように見える。しかしこの主人公は常に明るさを失わないし、いつだってしあわせそうだ。どんなピンチも自分の持てる能力を総動員して、恥も外聞もなしに、あらゆる人の助けを借りて軽々と切り抜けていく。そして物語も最後になって、主人公は傍目には(読者目線的には)完全に破滅し切っているにも関わらず、なんだかしあわせそうだ、というより、おそらく彼女はしあわせだ。真偽のほどはともかく、少なくともそのように描かれている。
終盤、マシンガンの連射のように書かれた数頁の中、智恵と恐怖とイマジネーションについて述べられた一節が、わたしの頭にこびりついて離れない。 |