防長倶楽部(山口県人会)賀詞交歓会 講演-高樹のぶ子氏
甘苦上海 II |
甘苦上海 II
主人公の紅子は51歳。日本で妹の清子とともにエステサロンを開き成功する。野心家の姉紅子は国内の店を清子に任し、単身中国、上海に「Ladies SPA 紅」を開店し成功、高級アパート、運転手付きBMWと上海のセレブ、日本では勝ち組としてなに不自由なく見えたが、唯一恋に餓えていた。そこに現れた上海書生の石井京。彼への12万元の融資を彼の体と引き換えに了承する。 その後紅子は京の優柔不断さに振り回されることになるが、あるとき運転手の趙がきっかけで商社支店長の松本と知り合う。当初二人には何もなかったのだが、ひょんなことがきっかけで知り合った春火の一言で松本と関係ができる。 松本との関係を持った紅子はそれまで引きずられていた京との関係を紅子の思うとおりにすることに成功する。そんなおり松本から、後輩が過去に新聞記者時代の石井京がかかわった事件のことを聞くことになる。 紅子は引っかかっていた猫の名前「コン」の意味がこの京のかかわった事件にあるのではと思い彼の家を久々に訪ねる。彼の口から彼の過去を聞きたいと詰問する。 しかしそんなこと聞いてどうなるものでもない。結局すべてはわからずじまい。 思いがけず京との関係に変化をもたらすきっかけとなった春火からの無言電話がある。そして写メールも。なにか彼女の身にあったのだろうか? 数日後また春火の携帯から無言電話がかかる。むなさらぎがする紅子は京に電話をする。春火とのいきさつを説明し、その写メールを京に見せると、彼のいがいな一言「春火はチベット人か」。どうやら彼女の写真のバックに写っている本はチベット密教の「龍猛論」という本らしい。 京は急に記者魂に目覚めたのか、春火とチベットの件を調べ始める。数日が経ち京から久しぶりの電話が入る。「いろいろわかりました。紅子さんもここにきませんか?」 さあ御期待…。 |
甘苦上海〈1〉夏から秋へ |
甘苦上海〈1〉夏から秋へ
主人公の紅子は51歳。日本で妹の清子とともにエステサロンを開き成功する。野心家の姉紅子は国内の店を清子に任し、単身中国、上海に「Ladies SPA 紅」を開店し成功、高級アパート、運転手付きBMWと上海のセレブ、日本では勝ち組としてなに不自由なく見えたが、唯一恋に餓えていた。そこに現れた上海書生の石井京。彼への12万元の融資を彼の体と引き換えに了承する。 その後紅子は京の優柔不断さに振り回されることになるが、あるとき運転手の趙がきっかけで商社支店長の松本と知り合う。当初二人には何もなかったのだが、ひょんなことがきっかけで知り合った春火の一言で松本と関係ができる。 松本との関係を持った紅子はそれまで引きずられていた京との関係を紅子の思うとおりにすることに成功する。そんなおり松本から、後輩が過去に新聞記者時代の石井京がかかわった事件のことを聞くことになる。 紅子は引っかかっていた猫の名前「コン」の意味がこの京のかかわった事件にあるのではと思い彼の家を久々に訪ねる。彼の口から彼の過去を聞きたいと詰問する。 しかしそんなこと聞いてどうなるものでもない。結局すべてはわからずじまい。 思いがけず京との関係に変化をもたらすきっかけとなった春火からの無言電話がある。そして写メールも。なにか彼女の身にあったのだろうか? 数日後また春火の携帯から無言電話がかかる。むなさらぎがする紅子は京に電話をする。春火とのいきさつを説明し、その写メールを京に見せると、彼のいがいな一言「春火はチベット人か」。どうやら彼女の写真のバックに写っている本はチベット密教の「龍猛論」という本らしい。 京は急に記者魂に目覚めたのか、春火とチベットの件を調べ始める。数日が経ち京から久しぶりの電話が入る。「いろいろわかりました。紅子さんもここにきませんか?」 さあ御期待…。 |