sakusaku 2002.09.26 黄色と白のシマシマヤローッ4/4
戦艦ポチョムキン |
今までとは違ったアルバムでしたが、もともとニールテナントがやりたがっていたサウンドトラックを遂に実現させたという感じを受けました彼が好きだと言っていたエンニオモリコーネの影響も現れているとも個人的な感想ですが思います。私もエンニオモリコーネが好きなので素晴らしい出来だとおもいました。petshopboysのファンの方たちは意見が別れるとは思いますが真のファンでしたらきっと納得出来るアルバムだと思います。 |
戦艦ポチョムキン [VHS] |
世界映画史上の最高傑作の一つして、賞賛され続けて来た、映画の古典である。又、ソ連映画の中では、「戦前のソ連映画の最高傑作が『戦艦ポチョムキン』ならば、戦後ソ連映画の最高傑作は『アンドレイ・ルブリョフ』であろう。」と言った人が居た様に、タルコフスキーの『アンドレイ・ルブリョフ』と対に比較されてもおかしくない、傑作である。
私は、ロシア革命には全く共感しない。しかし、この映画の芸術的価値は、そうした歴史観の問題を棚上げさせるに十分過ぎるほど、高い物である。無声時代の白黒映画が、これほど迫力を持ち、人の心を揺さぶる事は、技術ばかりが進化した昨今のハリウッド映画の空しさを痛感させる物であり、その意味で、この作品は、今こそ、見直されるべき作品である。 それにしても、軍艦における反乱と言ふテーマは、何故、こうスリリングなのだろうか。考えてみれば、『ケイン号の反乱』も、『レッドオクトーバーを追え』も、『クリムゾン・タイド』も、『ユリョン』も、『亡国のイージス』も、軍艦における反乱のドラマであり、その意味では、『戦艦ポチョムキン』の焼き直しに見えなくも無い事は、驚くべき事ではないだろうか?(それに、『沈黙の艦隊』や『ジパング』も?) (西岡昌紀・内科医) |
戦艦ポチョムキン 復元(2005年ベルリン国際映画祭上映)・マイゼル版 クリティカル・エディション [DVD] |
「サンライズ」をはじめ数々の名盤をリリースするクリティカル・エディションから、不滅の傑作「戦艦ポチョムキン」が発売されると聞き、メッチャ嬉しいです。
しかも音楽がIVC版のショスタコーヴィチ・バージョンではなく、幻のエドムント、マイゼルのスコアバージョンで特典映像も付くとは、さすがクリティカル・エディション! いまから発売日が待ちきれません。(唯一の気がかりはパイオニアのLD版以来、幻と化していた劇中の旗が赤く着色されているかですが、) 今後も、他メーカーとは一線を画す紀伊国屋独自のDVDリリースに期待します。 |
戦艦ポチョムキン [DVD] |
「映画の教科書」と言われる名画中の名画。
あまりにも前評判の高かったため疑心暗鬼になりますが、 実際観てみると陶酔する位見事な映像美、修辞法を見せつけてくれます。 映画はプロットで観る人もいます。しかしプロットは原作で楽しむ方が 面白いわけで、映画の醍醐味はやはりその映像の修辞法にあるのでは ないでしょうか? この映画の解説、修辞法を解説した本は山ほどあります。 でも早く作った者勝ちで、この映画の魅力がそのまま現在の 映画にも引き継がれています。 そしてテレビのCMも大抵「これは刺激的!」なんて思う シーンはこの映画の修辞法を用いています。 つまりこの映画を観ていない人々も何らかの影響をエイゼンシュタインは 及ぼしているというわけ。 それだけに恐ろしい映画と言えるでしょう。 |
戦艦ポチョムキン (国民文庫 839) |
オデッサの階段シーンはあまりにも有名だが、この映画のテーマである「革命」は、いまや過去のものになっているのではないだろうか。だからといって、この映画の価値が無くなってしまったと考えるのは早急だろう。たしかに、この映画は、多くの映画に影響を与えたことは否定できないからだ。 本書には、映画に関するエピソードがある。たとえば、オデッサの部分には、エイゼンシュテインの母親が出演していることや、エイゼンシュテインが日本語に興味を持っていて勉強していたことなどがある。 ただ、『戦艦ポチョムキン』に詳しいひとには、量的に物足りないかもしれない。しかし、巻末のシナリオは、資料的価値が高いと思う。 |