手塚治虫訃報(1)
手塚治虫 作品集 ミクロイドS オリジナル・サウンドトラック |
手塚治虫先生原作でありながら、虫プロダクションではなく、
東映動画で制作された重厚な社会派ドラマ「ミクロイドS」。 先生の生誕80周年を記念した今年、 本放送以来、初の音楽集CDが発売された。 決定盤とも言える本商品には、 主題歌のテレビサイズバリエーションを網羅。 本邦初公開となる、番組初期タイトル「ミクロイドZ」を 歌い込んだ主題歌をレコード用マスターで収録!。 コロムビアの倉庫に残っていたのはまさに「奇跡!」。 サウンドトラック解説書とはこうあるべし!な、 ブックレットには、特撮・アニメ作品文筆界のエース、 坂井由人氏による作品世界が1分で理解できる ツボを押さえた作品解説、劇盤の影にこの人あり!、 早川優氏による音楽解説、 「劇伴倶楽部」主催の腹巻猫さんによる、 「三沢郷の音楽とミクロイドS」と題されたコラムは、 今まで語られる事の少なかった三沢先生の生い立ちから、 歩んでこられた音楽人生、晩年までを 代弁者として8ページに渡り熱く語っておられます。 この冊子だけでも充分モトの取れる1枚と言えましょう。 惜しむらくは、ジャケット図版がDVD商品の流用である点。 連動企画による発売のため、仕方ない部分も あるのだろうが、やはり独自の構成で手にしたかった。 (これは同時発売のジェッターマルスも同様) なにはともあれ、収録時間74分強に収められた われら人間対昆虫世界の戦いを彩った旋律を 堪能しようではないか。長生きはするもんだ。 |
trax(DVD付) |
いままでシングルでリリースしてきたravex関連楽曲が詰まりに詰まった豪華盤。
アーティストも豪華だし、付属DVDも内容が豪華♪ ちなみに、安室ちゃんの楽曲はコレでしか聞けません。 ラトム(ジャケ写右の青い生命体)の活躍もこのDVDでしか見られないので、DVDは一見の価値ありかと。 でないと、彼がどんなキャラなのか一切分かりません(笑) |
手塚治虫 作品集 ジェッターマルス オリジナル・サウンドトラック |
主題歌や副主題歌はたびたびCD化されてきたが、挿入歌と(一部は既にCD化されたが、廃盤となっている)、劇伴音楽、テレビサイズ主題歌はこれが初めてのCD化だ。 ソング・コレクションは良曲ばかりで、さすが名作曲家・越部信義さんが手懸けたメロディーです。 それに加え歌手にも恵まれており、今だに謎の外国人少年歌手・スティーブン・トートさんの舌足らずな歌声は、逆に少年らしく主人公に重ねて聴くことが出来ます。 大杉久美子さんは1977年というと「あらいぐまラスカル」と同時期くらいに歌われました。さすがアニソン四天王の一人!と思わせるくらい美しい歌声で、副主題歌では母親のように優しく歌い、挿入歌では友達の少女のように活発に歌っているので、そのギャップ(歌い分け)にも驚かされます。 ささきいさおさんも1曲参加されていますが、これはクール!まさにさすらっています! ミュージック・コレクションでは、越部信義さんの腕が光っており、作品に引き込まれるような劇伴音楽で、聴いている者を飽きさせません。 その上、当時にしては珍しくステレオで録音されており、今回のアルバムでは最新の技術でリマスタリングされたのでとても高音質です。 作品を知らない人でも楽しめる一枚だと思います。 |
ジャングル大帝【劇場版】 [VHS] |
この物語は、成長を遂げた父親のレオと子どもたち2人・母親の家族が、繰り広げるストーリーである。子ども2人が、とてもかわいい。おもしろく展開力のある内容で、良い作品に出来上がっている。 |
NHK特集 手塚治虫・創作の秘密 [DVD] |
手塚ファン、必見のDVD。とにかく、手塚治虫の仕事場にテレビカメラが入ったのはこの番組がおそらく最初で最後。その仕事場での手塚治虫の仕事ぶりが最大の見どころ。彼が言った「アイディアはいくらでもある。バーゲンセールしてもいいくらい」というのは、彼だからこそ言える名言であり、世の中に天才と呼ばれる人はたくさんいるが、手塚治虫こそ数少ない本物の天才だということを証明している。
一方で、締め切りに追われながら悩む姿などもあり、天才の苦悩も窺える。私はリアルタイムで観たのであるが、NHKのアーカイヴでの再放送で観直してもやはり面白かった。手塚治虫の創作活動が垣間見られる貴重な映像である。できれば、全ての日本人に観てもらいたい作品。 |
鉄腕アトム&ベスト・ヒーローズ 手塚治虫「壁紙」作品集 |
アトムやジャングル大帝にリボンの騎士と他2作品、お馴染みの手塚作品が50枚も入った壁紙ソフトとは、太っ腹なソフトです。 価格もリーズナブルで購入しやすいし。 毎日使うパソコンだからこそ、自分流にデスクトップをカスタマイズしたい人にはオススメです。 わたしは、もちろん毎日アトムで元気百万馬力!ってとこです。 |
ブラック・ジャック&ベスト・ストーリーズ 手塚治虫「壁紙」作品集 |
50作品…意外と少ないです。
「えっこれだけ?!」と思ってしまいました; 壁紙の絵も、中心にこじんまりとあるだけなので PC画面いっぱいに広がると思っていた私にはいささか不満…(利便性はあるんですが;) しかし!スクリーンセーバーがよいです! おまけという位置付けながら ほどよいイライラ感とわくわく感が素敵。 BJバージョンとピノコバージョンがあってこれだけでも買う価値はあると思いますvv |
MW(ムウ) (2) (小学館文庫) |
完結。 結城と賀来の運命を狂わせたMWという毒ガス兵器。 MWに侵され余命の少ない結城の目的は、そのMWを使用し、全人類を道連れにすることだった!? 賀来は結城の目的を阻止しようと動き出す。だが、とうとう結城はMWを手に入れた!! 軍や警察が入り乱れ、全人類の命を守るため、結城からMWを奪おうと画策する。そして、最後の切り札として、結城の兄・歌舞伎俳優の河本玉乃丞が呼ばれた。結城に瓜二つな彼は…そして賀来は、結城を止め、そして人類を救うことができるのか!? かなり非道な性格の主人公・結城ですが、何故か嫌いにはなれません。この世界のどこかに、きっとMWのような毒ガスがあるんだろうな、と思うと背筋が寒くなります。近い未来の一場面を見ているようでした。 |
MW(ムウ) (1) (小学館文庫) |
テレビで映画のCMをやってましたが、
これ読めば「映画では絶対に無理!」と分かります。 でも映画化した人の気持ちには大賛成。 問題作と言われているが、エンタメ作としても最高に面白い。 スリルとスピード感、狂気と変態的要素。 メインでヒューマニズムに溢れた作品を発表し続けた大作家の、 その思いっきりの反動から産まれたであろう大傑作。 アトムやレオだけを好きな人は…、幸せですね。 火の鳥やブラックジャックも好きですよ、泣きましたよ。 暗いだけの失敗作みたいなのがあるのも事実ですよね。 でもある意味、この作品こそが手塚治虫の真骨頂。 いくらヒューマニズムを排したところで、 やっぱり絵自体に、その線自体に愛と平和があります。 そのバランスは他の人にはマネ出来ないですからね。 これ最初に読んだのは、 オウムの事件からそんなに経ってない頃でした。 最後に大都会の絵がバーンとあるところなんか、 ホント、ゾクッとしました。予言してたようで。 ダレカレにもはおススメしてません。 「この人なら!」って人にススメてます。 |
PLUTO 8 [別冊冊子付き豪華版]―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (ビッグコミックススペシャル) |
いつもの浦沢作品の如く全体の結構にはやや難があり、最終巻である本巻でもあっさりし過ぎの感は否めない。他の方のレヴューにもあった通り。しかし、やはりいつもながらエピソード細部の迫真さ・訴求力はすばらしく、とりわけ、ノース2号の主人に対する心情・お茶の水博士が犬ロボットを修理するシーン・そして兄の復讐を考える男とゲジヒトとの邂逅など一読すれば誰もが忘れられないと思われる。これこそが浦沢直樹の魅力であり、比肩しうる作家はいないのではないか。6年の間、楽しませて戴いて感謝している。 |
DSで読むシリーズ 手塚治虫 火の鳥(1) 特典 「手塚ファンマガジン復刻版 よりぬき特選集1」&「3冊収納バインダー」付き |
子供の頃から読みたかった火の鳥シリーズ。
コミックだとかさ張るので躊躇していましたが、 DSでコンパクトになって登場とのことで、 この年になってようやく手にすることができました。 「未来編」中の、地球は病んでいるというフレーズが、今日の温暖化と重なりました。 宇宙生命・進化論・輪廻転生といった哲学的内容は大変興味深く 漫画という形態をとってはいるが、大人向けの読み物と感じました。 DSという媒体での操作性は、携帯電話のコミックと同様、 ボタン操作でコマ送りで読んでいきます。 携帯に比べ、DSの画面は大きいですが、 それでも私には少し小さかった。 PSP位の画面サイズだと、もっと読みやすいのにと感じました。 紙でなくDSならではの特徴として、 BGMや画面効果表示(特定の場面で画面表示が揺れたり、白黒反転する)がありますが、 私には邪魔に感じたので、いつも機能をオフにしています。 操作性に不満はないのですが、時々、突然フリーズすることがありました。 でもDS本体の問題かもしれません。 続きの2,3も読みたいと思います。 |