白い巨塔 たそがれの都会/「白い巨塔」メインテーマ
アメイジング・グレイス~ベスト・オブ・ヘイリー |
CMや映画で耳にして気にはなっていましたが
最近お気に入りのケルティック・ウーマンに参加しているとは これはもっと聴かずにはおれません。 ということでヘイリー初心者が選んだのがこのアルバムです。 それにしてもなんて美しいハイトーン・ヴォイスでしょうか・・・。 ありきたりの形容しか言葉が見つかりませんが まさに今の殺伐とした世の中が求めている天使の声かもしれません。 しかし何曲もずっと単調な高音ばかり聴いていると なんだか疲れてしまいそうです。 私としては7曲目、8曲目あたりをほんの少しくらい ケルティック・ウーマンのアンサンブルとして聴くくらいが ヘイリーはちょうどいいです。 16歳デビューでまだ20歳ですか・・・。 もっと歳を重ねて、声にツヤとかアソビとかメリハリとか出てくれば 魅力も増してくるでしょうね。 |
クリスタル~クラシカル・フェイヴァリッツ |
ガツガツした曲でなく、落ち着きたい時などに気楽に聴けるのが良いです。
それにしても本当に歌声が綺麗ですね。 ヘイリーのアルバムはいくつか出ていますが、収録曲が重複している事が 多いので、その辺の無駄買いが出てしまう点が☆−1です。 |
アメイジング・グレイス |
ドラマ「白い巨塔」のエンディングテーマである。権力闘争に明け暮れる人間たちの嫌な面ばかりを見せられた後にこの曲が流れることで癒されている人も多いと思う。アメイジング・グレイスほどいろいろな歌手が歌っている曲もないが、ヘイリーのそれは余計な飾りがない正統派のアメイジング・グレイスである。神の恩寵を讃えるにふさわしい歌声が耳に心地いい。 |
白い巨塔 [VHS] |
映画版の「白い巨塔」は時間的制約から原作を一部変えて、短縮せざるを得ないが、それでも田宮二郎・田村高広のコンビは主題をきっちり押さえている。財前助教授は東教授の妬みから、すんなりとした教授選にはならない。財前の舅又一や鵜飼医学部長らは、裏で金と陰謀を使って、患者をそっちのけにしている。そんな中で一般保険患者である佐々木傭平は財前の術後診察を一度も受けられずに死んでいく。一方、出世には全く無欲な里見助教授は患者を第一にする正義感。教授選の応援を頼みに来る財前に、患者佐々木を診てくれと頼む。それでも教授になる事しか頭にない財前五郎。 田宮、田村とも演技力抜群だし、東野英治郎、加藤嘉、藤村志保、小川真弓らが脇もしっかり固めている。中でも圧巻は大河内教授が自宅に届けられた現金を蹴飛ばすシーン。ばらばらになった現金をかき集め早々に逃げ出す又一は、お代官様に小判を届ける悪徳商人という感じ。(悪代官なら「おぬしも悪よのう」とかいうところか・・・)裁判になって、原告側弁護士の奮闘にも関わらず一審敗訴。これは当時の医学界の圧力があったとかなかったとか社会問題にもなったが、残念ながら映画はここまで。辞表を出し、大学を去って行く里見助教授が見上げる文字通りの白い巨塔の中では、医局員や看護婦達を引き連れての大名行列さながらの財前教授総回診が続く。医学は進歩しても、医道は進歩しているのだろうか?35年前の映画が今でも新鮮に観られるのは、医学界の問題が解決されていない証ではないだろうか? |
白い巨塔 1 [VHS] |
DVDがなくて「白い巨塔」DVD-BOXが買えなかったという方、VHSもでました。あの人気ドラマ「白い巨塔」ですので説明は不要だと思います。ビデオでも財前教授が見れますよ!ここはひとつフジテレビが総力を挙げたといっても過言でないドラマをご覧になられてはいかがでしょう? |
白い巨塔 DVD-BOX 第一部 |
フジテレビが鳴り物入りでドラマ化した作品で、現在の低レベルのドラマ界にあっては善戦しているが、いかんせん原作が古くなってしまったこと(たとえば大学教授があんな豪邸に住んでいて上流階級のような暮らしをしていることは今はない)、財前と里見のキャラクターがステレオタイプの両極端であること(おそらく現実の医学会にはどちらも存在しまい)、役者のレベルが恐ろしく低いことなどから、標準的なレベルの出来で終わってしまったのは残念でした。しかし原作にはなかった製薬会社の女性社員の末期癌のエピソードは木村多江の熱演もあって良かった。 |
白い巨塔 DVD-BOX 第二部 |
財前五郎の愛人ケイ子役は黒木瞳より妻役をやった若村麻由美の方がよかったのでは… |
白い巨塔〈第5巻〉 (新潮文庫) |
リメイクドラマとしても異例の2クールをかけて放送された『白い巨塔』は、今なお多くの人の記憶に残っている作品に違いない。原作を読んで、そのときに受けた鮮烈な印象が直ちに蘇ってきた。最終巻である第5巻は、医事裁判の控訴審の結果と主人公である財前五郎の死が、それをめぐる「人間ドラマ」を背景に巧みな筆致によって叙述され、文字通りのクライマックスの巻だ。自分が癌であることを当初知らされず、自分の病状に疑問を抱いた財前は、彼にとってまさに唯一の旧友である里見に尋ねる。「真実を教えてくれ、僕は医者だ、しかも癌専門医だ・・・、その僕が自分の症状の真実を知らずにいるのは、あまりに残酷だ!」(391頁)と詰め寄る。なんと皮肉な発言であろうか。自分の注意義務怠慢によって急死した佐々木庸平も自分の死の真実を知らずに死んだのであり、そしてその後の医事裁判においても、財前は「真実」を隠蔽するために数多くの偽装工作を施したからだ。しかしその財前も自らの「死」に対面して、「医師というものがどういうものか、そしてどうあるべきか」を初めて悟るのである。田宮二郎版のドラマ『白い巨塔』の「終章」でもその発言が生々しく語られている。私が最も印象に残ったシーンだ。大河内教授に残された封書には、「自ら癌治療の第一線にある者が、早期発見出来ず、手術不能の癌で死すことを恥じる」(401頁)とある。それは財前の最後の言葉であり、医師という本来の道から逸脱した言動に対する心からの反省でもあろう。一度は完結した小説の「続編」を刊行する決意をした著者の心境から察すれば、財全五郎の「死」をもってその続編を締めくくることが不可避であったのかもしれない。本書は、人間の生と死・尊厳、医師の役割、医療のあり方といった、本来は扱うことが実に困難なテーマに果敢に挑んだ文字通りの傑作品である。現代において本書が有する意義はその輝きを増している。
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白い巨塔〈第4巻〉 (新潮文庫) |
裁判は、まさにその場で傍聴しているように詳細に書かれていてすごい。また一般に上の地位にあるものほど高い人格と倫理感がもとめられる、というが、白い巨塔で医学部長が悪いほうに味方してしまうので、驚愕した。医学部長なら、やはり民衆の味方であってほしい。 |
白い巨塔〈第3巻〉 (新潮文庫) |
財前の親友であろうと、里見は原告側につくことにする。ただ表面だけ原告の味方のふりをするのは簡単だが、そうではなく、例え敵を増やすことになっても原告の証人になるところは、勇気があり素敵である。 |