Diana Krall, Elvis Costello & Willie Nelson - Crazy (Live)
ストレート・トゥ・ヘル [DVD] |
「シドアンドナンシー」でメジャーでの成功を収めたアレックスコックスがメキシコを舞台にジョーストラマーやエルビスコステロといったミュージシャンやジムジャームッシュまでゲスト出演させた破天荒なマカロニウェスタン。主人公のキャラクター造形や、バイオレス趣味のなかになんとも言えないユーモアを醸し出す乾いた作風は、後に主流となるタランティーノ&ロドリゲス組のセンスの先駆的存在だと思うのだが。このまま行けば後にブレイクするタランティーノ&ロドリゲスの追い風を受けて更なるブレイクも可能だったのではと感じるが、その後コックス監督は社会派に転向したりと迷走を続けてしまい、かつてのパンクカルト監督の称号も色あせ、今尚マイナーな存在として本当に僅かな人達の間でのみ人気がある状況に甘んじていますが。 |
ヴェリー・ベスト・オブ・エルヴィス・コステロ [DVD] |
2005年に発表されたDVDの日本盤。
RADERレーベルからワーナー在籍時までのビデオクリップの他に、数々のテレビ出演時のライヴをボーナス収録したもの。 日本盤、US盤では通常のプラスティック・トールケースですが、UK盤は紙パッケージで発売されています。 ビデオクリップに関してはワーナー以前のものは過去に2度ソフト化されており、今回は安定した画質と音質で楽しめます。 特に前回のDEMONから発売されていたものは、画質が極端に悪かった為DVD化は嬉しいです。 最初のCBS/FOX版では収録できていた「Watching The Detectives」が今回も未収録。 ワーナー期に関しては何故か「Jacksons, Monk And Rowe」が未収録です。 全てのクリップでコステロ自身のコメントが収録されており、コステロファンにとっては新たな発見と、 コステロらしい自虐的なユーモアを楽しめます。この日本盤では字幕が付いています。 テレビ出演のものは貴重すぎて言葉になりません。しかし、これだけたっぷり見せられても「まだまだあるよなぁ」と贅沢な思いがあります。 膨大な楽曲の発表と比較し、映像に関しては興味がないのかと思うぐらい消極的でしたが、90年代後半からテレビや発売用にライヴビデオを製作しているコステロ。 次は何が登場するのか楽しみです。 |
スパイス・ザ・ムービー [DVD] |
イギリスの人気グループ、スパイス・ガールズの初主演映画です。私はスパイス・ガールズの音楽が好きだからこそ、この点数をつけましたが、そうでない人がこの映画をどう思うかは、ちょっと不安・・・。 ジェリ、メルB、メルC、ヴィクトリア、エマと、メンバーの個性がきちんと描き分けられているのが面白いです。コスプレあり、コント?あり、とバカバカしい企画の中にも、必要以上に彼女達の言動を騒ぎ立てるメディアへの皮肉が交じっているのが、イギリスらしいような気がします。もちろん、アーティストが主役だけあって、コンサート、ライブはもちろん、リハーサルの場面もなかなかの迫力。それまで大騒ぎしていた女の子達が、歌う場面となるとピシッとアーティストの顔になるところが何とも素敵です。ただスパイス・ガールズは、作詞作曲も自分たちでこなしているとのことだったので、曲作りの場面も見せてほしかったです。 エルトン・ジョン、エルヴィス・コステロなどの大物ゲストがカメオ出演しているところもポイント。数々のヒット曲が映画を飾っていて、映画を観終わった後は彼女達のアルバムが聴きたくなります! |
シークレット プロフェイン・アンド・シュガーケイン |
MOMOFUKUからわずか一年で早くもニューアルバム。相変わらずのハイペースです。
今回はナッシュヴィルで腕利きのミュージシャンをバックに完全なカントリー、ブルーグラスのアルバムとなっている。収録されているのはテンポがゆっくりでアコースティックな音色の曲が多く、 聞き込めば味わい深さが増す予感がするアルバム。ただ、若い人にはちょっとかったるいか も(笑)。 King Of AmericaやDelivery Manのカントリー系の楽曲に抵抗のない人にはお薦め。 国内盤にはルー・リードのカバーを含む2曲がボーナストラックとして収録されており、これが どちらも本編に劣らない出来栄え。 輸入盤と迷っている人にはこちらを強く推します。 |
Secret, Profane & Sugarcane |
これほどベテランになって二年連続アルバムをリリースなんて、こんな働きモノ他にいるでしょうか? ほんと音楽が、自分の仕事が好きなんですねェ しかもきっとファンの多くは共通してそうなルーリードをついにカバー!!日本版CDのみ収録!(海外ではアナログレコードのみ収録らしい) コステロ、やはり日本人にはやさしいですね あのホストを務めた番組ではルーリードをゲストに呼んださいパーフェクト・デイをデュエットしてたけど、こっちも素晴らしかった! この番組もリリースされる事を願いたいです! |
ベスト・オブ・エルヴィス・コステロ |
しなきゃいけません。 ミスチル好きはここまでレンジを広げないと にわかファンと思われてしまいます。 ぜひ。 |
エルビスコステロ詩集 |
コステロに関しては、2001年以降順次ボーナスディスクつき2枚組拡大デジタル・リマスター盤がリリースされています。この詩集は1993年出版ということで、もちろん、それらのボーナストラックにまでは対応できていません。すべてがどうかわかりませんが、アルバム曲に加えて、アルバム未収録のシングル曲まで、詞が掲載、訳出されています。
CD日本盤についている小さいブックレットをせせこましく眺めるのとちがって、A5判サイズ、ソフトカヴァーの単行本の見開きで、左にオリジナル英語歌詞、右に日本語対訳を見るのは、とても爽快です。 翻訳に関しても、あわただしく翻訳したという観のあるCDのブックレット掲載のものよりも、本書の翻訳は、余裕をもって制作されたものに感じました。 とにかくコステロの歌詞の世界は含蓄がありますので、オリジナルの詞もいろんな活字で、日本語翻訳もいろんな人のものを読んだほうが、ぼくのように英語読解力に自信のない人間にはためになるでしょう。 |