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タワーリング・インフェルノ~グレイト・デザスター・ムービーズ
これはすごいです。
小学生だった私が見てもすごいと思った記憶がいまだに残っているこの映画。
画像を見てしまうと、どうしても古臭さが気になりますが音だけなら大丈夫。
勝手に頭の中で新しい映像に替えて、ひたれます。

 

ポセイドン・アドベンチャー【字幕版】 [VHS]
アカデミー主題歌賞を受賞したモウリーン・マクガヴァンの「モーニング・アフター」の歌詞は「夜明けは必ずやって来てくれる。今夜さえ耐え忍べばきっと朝日を浴びる事ができる。光りを探し続けましょう」というものだったが、その歌が象徴するように、この映画が教えてくれるものは、人間の信じる力と勇気です。型破りな牧師、元売春婦と、夫である警官(女房に頭が上がらない)、孫に会いに行くために船旅をしている老夫婦、歌手など、様々な人物のバラバラな考え方が生きるためにひとつになって行く姿が感動的。雑貨屋を演じるレッド・バトンズがいい味を出している(笑)この映画に感動した人は「ポセイドン・アドベンチャー2」は観ない方がいいかも・・・(汗)

 

ポセイドン・アドベンチャー【字幕版】 [VHS]
小学生の時生まれて初めて映画館で見た洋画が「タワーリング・インフェルノ」だったのですが、その後にこの映画の存在をテレビで知り「ああもうちょっと早く映画館に行くことに目覚めてればよかった。大スクリーンで見たかった」と思ったものでした。

上下が逆さまになった豪華客船という設定がまずスゴい。
ビックリハウスのような頭がくらくらするような視覚的面白さ、そして「価値観がひっくり返った世の中」を表現しているようで、なにか哲学性まで感じ取れます。観念的な宗教観から逸脱した不良牧師の、野性的なまでにたくましい「生き抜こう」とする姿が印象的。それぞれのドラマを背おった老若男女の多様な人物設定も世の中の縮図を象徴しているようですしって、深読みしすぎでしょうか。

まあそんな難しいことは抜きに、CGでは味わえない、巨大セットの特殊撮影によるスペクタル映像に酔いしれたい方に、ぜひお薦めします。


 

ポセイドン・アドベンチャー [VHS]
 この映画は、パニック映画としてもなかなかハラハラさせられて面白いが、私は「大学生あたりが見るべき、映画の見方を知る映画」として素晴らしいと思う。
 というのも、作った人の影響もあるのかもしれないが、聖書の記述に影響されたと思われるようなシーンがよく見られたのだ。
 例えばジーンハックマンが演じる役は神父で、それに付いてくるのは子供、女性、売春婦などである。聖書を全部読んだわけではないがこのような場面は聖書にも見受けられる。またクリスマスツリーに人が登るシーン(なぜ登る必要があったのか、は見て知ってください)も哲学的には重要な意味を持っている。
 この映画からは様々なことが学べたと思う。そんなわけで哲学的に見るのもそれはそれで面白い作品であったと思います。

 

ポセイドン・アドベンチャー [DVD]
ポセイドンアドベンチャーのTVムービー化作品、90分ものの番組2本として構成されている。特撮などはCGが目立ち、また、セット撮影も「ポセイドン」にくらべれば相当見劣りはするが、それでも、40年前の本家に比べればなかなか凄い。ドラマ部分はテロリストネタなど新たなプロットも見られるが全体として、キャラが十分生かし切れていない感じがどうしても残ってしまう。ただ、軽い気持ちでみれば決して退屈しないし、本家で描かれていない、救助する側の視点は新鮮でおもしろい。

 

ポセイドン・アドベンチャー コレクターズ・エディション (初回限定生産) [DVD]
もともとキャロル・リンレーのファンであった僕はあんまり売れない映画をしこしこと見に行って悦に入っていたわけである。日本で公開されないものの方が結果的に多かった女優である。そのキャロル・リンレーが一躍有名になってしまった映画がこれです。さらにこれもマイナーな映画とTVによく出ていたステラ・スティーブンスもこれで売れっ子?に。ということでこっそりとファンであった2人の女優をメジャーに引き上げた僕個人には特殊な作品。で、映画はジーン・ハックマン(若い、細い)と名優アーネスト・ボーグナイン中心にはらはら・ドキドキ・涙涙の超スペクタクルの名作ですね。今見ても面白いですから。主題歌「モーニング・アフター」も大ヒットしました。この後タワリング・インフェルノやし、やはり原点です。

 

ポセイドン [DVD]
かの名作「ポセイドン・アドベンチャー」を現代技術を駆使して21世紀にリメイク。
大海原を航海中の豪華客船が原因不明の高波を受けて転覆。天地が逆さまになってしまう。

とにかく終始「大量の水」による圧迫感を感じる作品。水の恐ろしさを再認識した。
「水」って、人間は言うに及ばずあらゆる生命が育まれるのに必要不可欠なものであるはず。
が・・・その一方で「魚類などの一部を除いて、生命の呼吸を奪い、溺死させる」要素も持つという恩恵と恐怖の象徴。
我々は日頃、その恩恵だけを見て「その恐怖」を忘れてはいないだろうか?

上下が逆になった船内は、電気系統のトラブルから火災が発生して焼死する人間が多数。
さらには大量の海水が流れ込んだ箇所では溺死する人間が後を絶たず、吹き抜けの作りが高所から落下する転落死する者の数を増やす結果となった。

そして・・・それら全てを「天井になった船底」以外の左右と下から大量の海水がさらなる犠牲者を出そうと取り囲んでいるという絶望的な状況。
救出を待つという選択が生き残りの中で多数を占める中、自ら積極的に「生」を掴もうとする数名は、脱出路を求めて天井となった船底へ向かう。

人間関係に関する説明はホントに「さわり程度」に止めて、後は次から次へと起こる障害を乗り越える様をスクリーンに映し出すことに「特化した」と言うべき作風は成功していると思う。
下手に「人間ドラマ」を入れようとしても、そもそも元の作品を超えることは不可能だろう。
それなら・・・むしろ技術(映像面)の進化の程を観客に見せ付ける作品にしたほうが「パニック映画」として楽しめるのではなかろうか・・・?という製作者側の意図は間違いじゃない。

エレベーターの落下に巻き込まれて、調理場で働いていたウエイターの男が死んだシーンは考えさせられる。
確かに、エレベーターに潰されることが見えていた以上、男を見捨ててでも老人を引き上げなければ2人とも犠牲になっていた。

平時なら責められるべき他の人間の行動も「非常時においては、観客も含めて責めるべき権利を持つ者は只の1人もない」。

はたして、他人を見捨てでも己だけは助かりたいと思う気持ちは、人間の「業」か?

 

ポセイドン・アドベンチャー (ハヤカワ文庫 NV 161)
パニック・スリラー小説というジャンルは、かなり優れたホラー小説、アドベンチャー小説以上に面白いので、まだ読んでおられない方には大変なお勧めです。

そこそこ新しいところではマックス・マーロウの「フェイス!」「レッド・デス」、クリストファー・ハイドの「大洞窟」などがお勧めですが、過去の偉大な傑作としては「ポセイドン・アドベンチャー」も素晴らしいです。

ちなみにポール・ギャリコといえば、「ジェニィ」、「雪のひとひら」「スノー・グース」「ほんものの魔法使」「トンデモネズミ大活躍」など、偉大な傑作が両手では数え切れないほどある、ファンタジー小説界では世界最高峰の作家。
この偉大な作家が、これほど容赦ない現実の厳しさを描くパニック小説を書いているというのも意外な気もしますが、さすがに出来は凄いです。


 

ポセイドン・アドベンチャー 動画


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ポセイドン・アドベンチャー 情報


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