延々と続く万里の長城
オリビア・ニュートン・ジョン&フレンズ |
スロー・テンポの楽曲をそろえ、しっとり穏やかなアルバムです。
歌詞を見てもとっても励ましてくれる内容で、 大人っぽいオリビアが堪能できます。 今回はどれも誰かと歌っている歌で、「2」を彷彿させますが、 オーストラリア・ポップの雰囲気が満ちていた前作より、 このアルバムの方が私的には気に入っています。 完全なソロ・アルバムではない分、 オリビアもリラックスして歌っていて、 歌声にも無理がないので安心して聞くことができます。 冒頭1曲目からしてキャッチーな旋律に嬉しいのですが、 それに続く曲も、懐かしい声もあったりして、楽しめます。 たくさんのヒットを作ってくれた彼女の旧プロデューサの ジョン・ファーラーとのデュエットもあり、 本当に懐かしい思い出聞きました。 「2」からは7と8が再録とのことです。 12だけはオリビアの声は入っていませんが、 2004年に若くして亡くなったオーストラリアの女優兼歌手のソロで、 彼女の最後のアルバムに入っていたものを再録したそうです。 オリビアがここに彼女の曲を入れようとした気持ちが伝わってきて、 オリビアの声は入っていないものの、 しんみりと聞き入りました。 とってもいいアルバムですよ。 |
NHK探検ロマン世界遺産 万里の長城 (DVD BOOK) |
万里の長城を、東は渤海から、そして西は敦煌まで追ってみよう〜
というもの。秦、明、漢など、各時代によって建築方法が違ったり、 西の終点が違ったりと、比較されている点も面白かった。 ただ、表紙の「初挑戦!地球最大の建造物を一人で踏破する!」 っていうのは本当かなあ・・。 車やバスで長城に沿って走るのは「踏破」??なのかしら・・・。 それでも、最後はカシュガルまで行って、実はここら辺りまで 長城が建設されていたかもしれない!?的なロマンを残しての 終わり方は気に入りました・・!! |
長城の中国史―中華vs.遊牧六千キロの攻防 (講談社選書メチエ) |
中国と言えば、多くの日本人は先ず「万里の長城」をイメージするのではないかと思います。本書は、いわば中国の象徴とも言うべき長城の発展史を辿りつつ、歴代中華帝国と北方諸民族との間に繰り広げられた戦争と平和のドラマを語るものです。気が付いたのは以下の点です。
(1) 本書によれば、前秦時代から宋朝の頃に至るまでの長城は、その名称とは裏腹に、基本的には小規模な防御拠点の集合体であり、いわば「点」の連なりに過ぎなかったのだそうです。明代に至り、モンゴル諸部との厳しい対立関係と、王朝自体の内向きの性格とが相俟って、はじめて「一線の壁」としての長城が成立したとのことです。意外なことで新鮮に感じました。 (2) 扱う内容の特性上、地理に関する記述が多く、耳慣れない地名等が頻繁に登場します。普通だとウンザリしてしまいそうですが、本書では地図を効果的に使用しているほか、文章も平易で分かりやすいので、比較的苦労せずに、楽しく読み進めることができました。 (3) 長城の物理的な発展そのものを語るだけではなく、中華・諸民族関係の推移や、中国にとっての辺境防衛の重要度と方策の変遷に着目し、そうした中における長城整備の意味を説き明かそうとしています。志の高い内容だと思います。 中国と周辺民族との関係史に興味をお持ちの向きには、是非一読をおススメしたいと思います。 |
上海 万里の長城 |
ジャンルはパズル。このタイプのゲームはいろんな機種でいろんなソフトが数多く発売されているが、タイトルはゲームソフトによって"大連"や"上海"といったような感じで、違う中国の都市名が使われていたりする。内容はどれもほとんど同じ。 ルールは、たくさん積まれてある麻雀の牌を上の方から順番に(2つ一ペアとして)取り除いていくゲーム。全て取り除ければクリアで、半端が残ればゲームオーバー、、、といった感じ。 |